Aesop'sFables イソップ寓話集より:165/ネズミとイタチ

ネズミとイタチが競争をしていた。
いつもネズミが負けてばかりいたので
みなで協議し、指揮者がいないことが原因だと
選挙をして将軍を何名か選び出した。
将軍は他の誰よりも目立ちたいと思い
角をこしらえて取りつけた。

戦いがはじまったが、またもネズミの負けだった。
他のネズミはすべて壁の穴に容易にもぐりこんだが
将軍たちは角の為に入ることが出来ず、
捕まって食われてしまった。

虚栄心は、不幸のもと。
このお話は、穴に入れなくなったネズミが想像しやすくて
とってもわかりやすいですよね〜

私がアレンジして子供たちに読んであげるのなら
せっかくの角を取りはずして
穴に逃げ込み、もうこりごり、っていう
エンディングにするかなあ。
で、イタチはネコにして
家にすむ別の生き物たちによるお話にするの。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-25 11:39 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:164/托鉢僧

托鉢僧*たちがロバを連れ、道具を担がせて旅をしていたが
ロバが過労で死んだので皮を剥ぎ
太鼓にして使っていた。

別の托鉢僧に会い、ロバはどこへ行ったのか聞かれると

「奴は死んだが、行きていた時にもなかったほど
たくさん打たれている」と答えた。

奴隷の境遇から解放されても、逃れらない者がいる.....

!!!!

ここにでてくる托鉢僧*とは、小アジアの大地母神キュペレ
(ギリシア神話ではゼウスの母レアと同一視される)の崇拝者で
自ら去勢し、鳴り物を鳴らしつつ物乞いしてまわったという。
.......
なんとかいうか、当時も狂信的カルト、かるいヘンタイ扱い
だったのでしょうかねえ.....I hate!!!


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-23 13:48 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:163/ミツバチとゼウス

ミツバチが自分の蜜を人間に与えるのが惜しくなったので
ゼウスのところへ出向き、蜂の巣に近づく者を
鍼で刺し殺す力を授けてください、と願った。

ゼウスはそのねたみ心に腹を立て
ミツバチが人を刺すと、針がぬけ、
続いて命も失われるようにした。


「自分が損なわれることをいやがり、
他人をねたむ人にこの話はあてはまる」ですって。
....うーん、なんかちが〜う。
だってハチはせっせと蜂蜜をつくり、
それを横取りするのはやっぱし人だと思うんだけどなあ...
西洋世界はあくまで「人間中心」で
自然は人に従属するものだという考え方が
ここにも現れている気がする。


ミツバチ、間近で観察したことありますか?
それはそれはかわいいですよね〜
(クマバチのもふもふした毛をさわり
刺されたことがあります。それそれはもふもふでした)


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-22 11:43 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:162/子供とカラス

母親がまだ口もきけない赤子のことを占ってもらったところ
占い師たちは、カラスに殺されるだろうと預言した。
おそろしくなった母親は大きな箱を作って子どもを閉じ込め
カラスに殺されぬよう、用心することにした。

そしていつも決まった時間に箱を開け、必要な食物を与えていた。

あるときふたを開け、しめようとした瞬間
子どもが外をのぞこうとした。
こうして箱の烏鉤*が脳天に落ち
子どもを殺してしまった。





すてきな天体ショーでにぎわっている今日
なんともふさわしくないお話でした。
烏鉤*からすかぎ ググってもみつからなかったのですが
たぶん頑丈な木箱についている昔ながらの鍵かな??

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-21 10:11 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:161/占い師

占い師が広場に陣取って、見料を稼いでいた。


と、そこへとつぜんひとりの男が来て
「占い師、おまえのの家の戸が破られ、
中の者が皆持ち去られているぞ」と告げた。

すると占い師は大いに慌てて飛び上がり、
嘆き声をあげると
いちもくさんに自分の家へと走った。
このいきさつをずっとながめていた男が言うには

「なんだよ。お前は他人のことはわかるって言うくせに
自分のことは占っていなかったのか」


.....自分のことは棚上げして、他人のことばかりに
気をまわす連中に、この話はあてはまる、とあります。
たとえ話としてはなるほどですが


都合良く聞こえるかもですが
自分のことをわかる占い師っていないのが人の世の常、です。
ほんと!
(むしろわかったらまずいじゃないですか)




「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-16 11:01 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:160/ケガをしたオオカミとヒツジ

犬たちに噛まれて大けがをしたオオカミが倒れていた。
ちょうどヒツジを見かけたので、そばに流れる川から
水を持って来てくれと頼み
「君が水を飲ませてくれたら、
僕は自分でたべものをみつけるから」と言った。


するとヒツジは
「水を飲んだら、私をたべものにするつもりでしょ」と。



もはやいいコンビとなりつつある両者ですが
今日でオオカミシリーズは最後です。
イソップにおけるオオカミ、西洋の物語の中のオオカミは
限りなくキツネに近いことがわかり、興味深かったなー


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-15 12:06 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:159/オオカミとヒツジ

お腹のいっぱいになったオオカミが
地面にのびたヒツジを見つけたが
自分のことをおそれて倒れたのだと知ると 
そばへ行き、安心させて
本当のことを3つ語ったならば逃がしてやる、といった。

ヒツジが口を切って言うには

ひとつ、オオカミに出くわしたくなかった。
ふたつ、どうしても出くわす運命だったとしたら
目の見えないオオカミであってほしかった。
そしてみっつ。

「お前たちオオカミはみな、悪者にふさわしく
ひどい死に方をすれば良いんだ。
なにもしてないぼくたちに、ひどいことをするのだから」

オオカミはヒツジのいうことに嘘はない、と認めて
逃がしてやった。



本当のことは敵の手中にあっても力を持つ。
....今日のお話は深いですね。
久しぶりのイソップになりました!
やっぱりこのルーチンワークはとてもとても
力になります。
マイペースな更新ですが、どうぞおつき合いくださいね。
471まで、お話は続きます。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-05-11 12:14 | えほん | Trackback | Comments(0)

GWの予定

ワークショップ、無事終了しました!
ご来場の皆様、関係者の皆様、どうもありがとうございました。
サイトにて画像をご紹介しています。ぜひどうぞ


4/28~5/3の期間中
29日のイルフ童画館のワークショップのため帰省します。
久しぶりの長めの帰省となりますが、私の故郷はご存知のように
美術館がたくさんあって、まだ肌寒いですが新緑がかがやく良い季節なので
いろいろみてこようかな、と思っています!

お仕事のご発注はお手数ですが、この前後でよろしくお願いいたします
ワークショップは10時からとなります。
ぜひ遊びにいらしてくださいね!
# by natsu_miyazawa | 2012-05-04 23:59 | しごと | Trackback | Comments(0)

ワークショップ、楽しかった!

写真がうまく投稿出来なくて残念ですが、
完成した絵は入口に飾りますので
ご来館の際はぜひ力作を、見てくださいね。

いつもながらイルフ童画館の皆さま、
来てくださった皆さま、ありがとうございました!
楽しかったです〜




# by natsu_miyazawa | 2012-04-29 23:29 | イベント | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:158/オオカミと老婆

腹をすかせたオオカミが、食べ物をさがしてうろついていた。
とある家まで来ると、老婆が泣きわめく子どもを脅かして
「泣き止まぬとオオカミにくれてしまうよ」と言うのがきこえので
オオカミはじっと待っていた。

しかし日が暮れても、その気配がない。
オオカミは立ち去り際
「この家の奴らは、言うこととすることが別々だ」と、言った。


この場合、じっさいに几帳面に待っているオオカミに
子どもを「くれて」しまうのも老婆的立ち場としては
まずくないか?と思いますが
「言葉と行いの一致」は、とってもだいじなことだと思います。
ずれている場合、ぜったい念力や言霊は弱まるもんね。

(待っているオオカミ、ちょっとかわいい)


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

# by natsu_miyazawa | 2012-04-27 11:07 | えほん | Trackback | Comments(0)
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