「100人のナンセンスお伽話」展(トップ固定)


「100人のナンセンスお伽話」展

2012年2月13日(月)~2月25日(土)
11:00~19:00 土曜日は17:00まで 日曜休み


毎度お馴染み100人展!今回のテーマは、「ナンセンス」。
ナンセンス文学として有名なルイス・キャロルのアリスは
もちろんのこと、日本の絵本作家にも長新太さんをはじめ、
ナンセンスを持ち味にした作家さんは数知れず。
ナンセンスの材料は、児童文学や絵本に限らず、
落語や狂言などもよし、
大人の読み物からの持ち出しもあり。
たっぷりのユーモアをご覧いれます。お楽しみに!


(以上、ピンポイントギャラリーさんのサイトより引用
DM画像は宇野亜喜良さんの「チェシャ猫とアリス」)


毎回会場で「なるほど!」や「さすがだなあー」と膝を打つ、この展覧会。
素晴らしい作家のみなさんとの競演は、とーっても刺激的です。
ナンセンス....なん、せんすかああ....うむむむむむと、
さんざん考えてやっとテーマが決まりました!おったのしみに〜
# by natsu_miyazawa | 2012-02-25 17:00 | イベント | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:127/ハシボソガラスと犬


ハシボソガラスがアテナに生け贄を捧げ
直会(なおらい)に犬を招いた。
「どうしてきみを嫌っている、あの神様に
無駄なお金を使うんだい。
嫌うどころかひどく憎んで、きみの示す前兆を
誰にも信じないようにしたくらいなのに」

するとハシボソガラスは
「だからこその生け贄だ。仲直りする為だよ」


そもそも、なぜ女神様がハシボソガラスを憎むかというと
聖なる鳥のフクロウの卵を盗むかららしいです。
アリストテレスの「動物誌」に記載されているそうですが
たしかにフクロウのイメージはいいものばかりですよね。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-02-01 11:28 | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:126/コクマルガラスと狐


腹を空かせたコクマルガラスがイチジクの木にとまって
まだ熟れていない実がなるのをずっと待っていた。
いつまでもそうしているのをキツネがみつけ
「夢をみて、なんにも腹の足しにならない希望に身を任せるなんて
.....まったく馬鹿げているよ」

でも私の心の中でキツネは、そんなコクマルガラスに
実がなるまでずっとつき合う気がする。
きっと!


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-30 12:11 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:125/ハシボソガラスとカラス


カラスは人間の占いの前兆として、未来を予知し、人間の証人にもなる。
これを羨んだハシボソガラスが、旅人が通りかかるのを発見!
さっそく木の上で高々と声を上げた。
旅人はぎょっとして見上げたが、すぐに
「なんだハシボソか。あれが鳴いても、前兆にはならぬ」

張り合っても同等になれないばかりか、笑い者になるのがオチだ。


カラスシリーズです。
ヨーロッパで見かけたずんぐりした黒っぽい鳥はなんだろう、と
思っていたのですが、カラスの一種でどうやらミヤマガラスというらしい....
ここで出て来るお告げをするのはワタリガラスと思われます。
日本でポピュラーなハシブトやホシボソ(山間部に多い)も
いることはいるのですね。しかし軽く見られていることは確か。

私の勝手なイメージではハシブトはずーずーしく、
ハシボソはシャイ、です。
でも烏をかわいがっていた父に言わせると
学校の送り迎えをしてくれる、かしこくてかわいい鳥だったとのこと。
(たぶんハシボソ。長野なので)

こちらのサイトにわかりやすいイラストつきでありました!
参照させていただきますね。
<カラスの身上>ニッポンで見られるカラスの種類
愛があるなあ〜

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-27 11:23 | えほん | Trackback | Comments(0)

黄色いハワイアンキルト。「ファミリー・ツリー」

良い映画は段差なく、バリアフリーで
あっというまに引き込まれる。
美しいハワイの風景もつらく、楽園に見えなくなるくらい。

ファミリー・ツリーは第84回アカデミー賞において
作品賞/監督賞(アレクサンダー・ペイン)/
主演男優入賞(ジョージ・クルーニー)/
脚本賞/編集賞にノミネートされています。当然だろうなあー
むしろ取るべき作品だと強く感じました。
発表は2月26日ですのでご期待を!

すべてにおいてバランスよく
すべてがすべてをひき立てている。
ジョージ・クルーニーの魅力は他の俳優人によって
カメラによって、監督によって。
そして舞台となった「楽園」の
楽園らしからぬところ、楽園がゆえの悲しさ。暖かさ。

印象に残ったシーンは数限りなくありますが.....
ほんの一瞬のしぐさに演技とは思えない共感を持ちました。
例えばマット(ジョージ・クルーニー)の妻エリザベスの父親が
病床の娘の髪に触れるところや
すばらしい娘役のふたりの表情や。

そして
私が個人的にチェックしてほしいのは
美しいハワイの自然と
タイトルにした黄色いハワイアンキルト!
キルトはハワイの伝統そのものを象徴し、そして.....
(あ、あと姉妹の妹役、スコッティ(アマラ・ミラー)ちゃんの
ぽっこりしたおなかもかわいい!)

2012年4月GW、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開
アメリカ,20世紀フォックス映画
© 2011 Twentieth Century Fox

良い映画って、かくことないなあ.....

# by natsu_miyazawa | 2012-01-26 12:12 | 映画 | Trackback | Comments(0)

スイッチがon(もしくはoff)

連載も残り一回で終了とのこと、たくさんの映画をみて
自分の中で「まとめて、おとしこむ」作業は、漠然と鑑賞するのと違い
自らの作品制作にとっても役立っています。今回も!

動物はすべてだいすきなのですが、私にとって馬は
なかなか触れる機会の少ない憧れの動物です。
スピルバーグ監督の「戦火の馬」は、既に小説を舞台化された
鉄板のクオリティのストーリーが元になっていて
イギリスの大自然と美しい馬と、純朴な青年、
カリカチュア化された登場人物たちもわかりやすく
心を打つシーンも多く、泣いている方も。
いわゆる「いい映画」でしょう。

しかーし。

さすがスピルバーグ。イギリスにはみえない.....
むしろアメリカだ。これ。

後半のある場面から、それまで生き生きと描いていた戦闘シーン
(苦手なので目を背けていましたが)を経て、
培ったそれなりのリアリティと
馬たちのせつなさにそこそこグッときていたのですが....

急に、ぱたっと冷めて、それからずっとそのままでした。


なんだなんだ?......

ああああ!これが!そっかあああ
これが「あらすじを追う」ことなんだ!!!わかったぞおお

私は絵本を制作しています。
絵はともかく、お話を考えるのが至難の業ですが
よくないとされているのが「あらすじを追う」こと。
話をつくることじたいが、あらすじを考えるのと一緒では?と
思っていて
いまいちどういうことなのがわかっていなかったのですが
こういうことだったのか。

もともとしっかりしたストーリィがあるこの映画、
その分「まいた種の刈り入れ」作業が後半、
気になって仕方なかったのです。
この場合、刈り入れ作業は別のいい方をすると
「つじつま合わせ」とか「説明」ともいえます....
この場面は作り手側のみが「気になるところ」を説明して
消化している!んだとわかった瞬間、冷めた。のですよね....
観ている私たちはおいてかれる。


監督らしさが発揮されていると思われる戦闘、戦争の場面から
とつぜん「はい、ここから寓話ですよ、
これってほんとうのお話じゃありませんよー」ってなっちゃった。

しかしこれこそ「監督における作品の解釈」と言わざるを得ません....
私がアメリカ的だと思ったのは、さすがに地方のアメリカ人でも
「これはわかるでしょ」ってくらい、説明し尽くすところと
グレーゾーンが排斥されているところ。あああ....

4月公開のこの映画、残念ながら私にとっては
「いい教訓」と「うつくしい馬」の映画、と言わざるを得ません。
が皆さんにとってはどうなのか、伺ってみたいです。





# by natsu_miyazawa | 2012-01-25 12:01 | 映画 | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:124/烏と狐



カラスが肉をかっさらってきて、木の上にとまった。
それをみたキツネが「見目麗しいカラスどの。
誰よりも王にふさわしい!」とかなんとか、お世辞を言う....
「声さえあればやすやすと王になれるでしょうに」

カラスが高々と声をあげると、くわえていた肉を落とした。
キツネは肉をすかさずひっつかみ
「カラスさん、もっと利口だったらよかったのにね」
考えの足りない人にこのお話はぴったり!ですって。

以前童話の全集で同じお話の絵を描きました。
短いけどよくできてるテキストだから紹介もしやすいですよねー

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-24 10:33 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:123/黒丸烏と烏



たっぷり休んでしまい、なかなかリズムがもどりませんが
123話めを1月23日にアップするのもいいなあ、と思い。

ひときわ身体の大きなコクマルガラスが、同類たちを馬鹿にして
カラスのもとへ出かけて仲間に入れてほしいと頼んだが
カラスはあやしんで叩き出してしまった。

もとの仲間のところへ戻ったが、侮辱に憤慨した仲間たちは
とうぜん迎えるはずもなく
どちらとも一緒に暮らせなくなってしまった、とさ。

教訓には「祖国を捨てて他国を選んでも、結局はよそ者として
どちらにもなじめない」とありますが
田舎から帰って来たばかりの私には、複雑な思いも....
たしかにどちらの住民とも言えない自分がいます。
絵ではさみしいような、しがらみがなくて楽なような、
コクマルガラスを描きました。

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-23 16:13 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:122/泥棒と雄鶏



泥棒どもが家に忍び込んだが、雄鶏一羽のほかは
何も見つからなかったので、奪って逃げた。

雄鶏は「人間を仕事へとき起こす、
役に立つ鳥だから逃がしてください」と頼んだが、泥棒は
「それならなおのこと殺してやる。奴らを起こすのは
わしらの盗みの邪魔になるだけだ」

正しく役に立つものほど、悪人には都合が悪い。

うううううううーむ.......
雄鶏はチキンソテーになっちゃったのかなあ.......

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-17 13:53 | えほん | Trackback | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:121/竪琴弾きの歌手



「竪琴弾きの歌手」は、現代に置きかえると
弾き語りのバンドマン、というところでしょうか....

へたくそな竪琴弾きの歌手が、いつも漆喰塗りの家で歌っていたが
声がよく反響するので自分がなかなかの美声だと思うようになった。
うぬぼれが高じて、ついに劇場の舞台に立ったが
その声は箸にも棒にもかからず、石を投げ付けられ、
ついには追い出されてしまった。

....舞台がちがえば無に等しい。


あああ、なんか、せつなーい。リアルに。
しかしひとごとではなーい!
「竪琴弾きの歌手」は、現代に置きかえると.....

絵の竪琴は古代ギリシャのキタラをモデルにしました。
やがてシタールや、まさに現代のギターの元となった楽器だそうです。

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
# by natsu_miyazawa | 2012-01-13 15:30 | えほん | Trackback | Comments(0)
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