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ミヤザーナツのブログ

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2013年 04月 16日

ナウリコット村に、行ってみたい!

私も会員の日本図書設計家協会の会員さんから、何度か
お知らせいただいていた「ナウリコット村の子どもたちと絵を描く旅」

この旅のご経験者でもあるイラストレーターの濱坂公男さんから送っていただいた
これまでの冊子を事あるごとにながめながら
「ああ、行ってみたいなあ」と夢を広げています。
ナウリコット村に、行ってみたい!_e0026053_1554834.jpg

ネパールのこの村は、高地にあり
私は標高800メートルの環境で育ったのに、
東京で過ごす時間の方が長くなってしまったせいか
登山では1000を超えると頭痛等の高山病の症状が出ます。
どうやら三半規管に問題があるらしく、ダイビングは無理で
乗り物酔いは普段の生活でもたまにします。
うーん、元気そうにみえますが....

でも、いつかは行ってみたい!

年をとれば、もっと耳の感覚は鈍くなるだろうし(期待)。
絵を描くワークショップ(というか、私の場合、遊びですね)を
ぜひここの子供たちと一緒にやってみたいなあ、というのが目標です。

ワークショップの面白いところは、完成品ではなく過程をみれるところ。
最近よく感じるのは、西洋の方との差異です。
筆の流れ=ブラシストロークは、筆を使うことに慣れている
私たちにとっては、強弱や、描いていない部分(空白)も
絵の要素として重要な意味を持ちますが、
西洋的な感覚だと「うめつくす」のが普通。
筆のかたちそのものも違いますよね。
ヨーロッパの美術館でぎっちり隙間なくかき込まれた装飾に
圧倒されつつも息苦しさ(!)を感じるのは
気のせいではなかったのですねー
私も一見「ぎっちり」描くタイプなのですが
無数のストロークを重ねて画面を構成しています。
そこで無意識に作っていた「すきま」が
文化的裏付けと無関係ではないことが興味深かったです。
以前 銅版画作品を掛け軸にしたことがありますが
材料の違い、技法の違い、ことごとく大変で
書家の先生の力でなんとかかたちになりました。
文化の違いは環境の違いと言いきれるかもしれません。

大好きなアジアのアーティストー
漫画家のタムくんや、ミュージシャンのスミン には
どこかしら私と共通するものを感じるので
よけいにこの村の子供たちがどんな感覚を持つのか
興味津々!



私は01年の中国以来、海外旅行はしてません。
バックパッカーのヨーロッパ周遊貧乏旅行や一人旅も経験しましたが
行かなくなった理由のひとつは、私にとって
海外旅行は脱出、リセットとして機能していたのですが
今は完全に目的志向型になったからだと思っています。
用事がないと行かない(笑)。ちょっとつまんないですが...

ただ、最近
「旅をしているみたい」と言われた事があって
出来るようになりたいことに取り組んでいる今は
いつでも旅をしている気持ちなのかもしれません。

ナウリコット村に、行ってみたい!

by natsu_miyazawa | 2013-04-16 15:39 |


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