もう猫はこりごり。地域猫のこと(長文です)

引っ越しが決まり、さて次にすべき重要事項は地域猫として面倒を見ている
メス2頭の猫たちのこと。地域猫とは、決して野良猫ではなく、私のような
ボランティアの手により避妊去勢手術を終えその印を耳先に残し、
その地域の方のお世話になりながら一生を過ごす猫たちのことです。
ちなみに手術費用は地方自治体から補助金が出ており(狛江市の場合はこちら
ここへ来て私たちが捕まえた猫たち7頭の分は、その補助金と足りない分は自腹で
手術は理解ある獣医さんのもとで行われました。
あとは地域の皆さんから寄せられた不要品をフリーマーケットなどで
販売し、その売上げで会の運営をされていますが
基本はボランティアなので、持ち出しになります。

もともと先住猫チビ太とプチコも、うちに来た猫が子猫のうちに連れてきたのを保護しました。
当初は里親さんを捜したのですがみつからず、大家さんを説得してうちの猫にしました。
その経緯がとても大変だったので地域猫のボランティアさんにお世話になりつつ
もう増えないように、チビプチの親猫たちやご近所でみかけた猫たちの手術や。
事故で死んだチビプチの猫の兄妹猫を見送ったりもしました。

しかーし、猫はどこかしら流れてくるものです。いたちごっこ。
2010年の12月頃から姿を現した3兄弟のうち、増える恐れのあるメス猫2頭
(なれてくると柄の様子等で性別がわかります)を
早々に捕獲器でつかまえ手術しリリース。
慣れていなかったので、まさかうちに居着くとは思ってもいなかったのですが
甘かった。それから今に至る3年もの間、ずーーーっとうちの庭をメインに
しっかり住み着いてしまったのです。あーあ。

残りオス1頭は1年ほど前に捕獲し、手術とともに里親さんが見つかりよかったのですが
さて残り2頭。どうしよう。さんざん悩みました。
既に地域猫として生きている彼女たちに私が飼育する義務はありません。
会にも相談しましたが、外で生活するのが当たり前の彼らを屋内飼育するのは
なかなか大変で保護に失敗したり脱走したりといろんなパターンがあり、
結果「猫に任せる」というのが最も多いとのことです。

で、ここ数日、数回にわけて捕獲に挑戦し、まあ大変で
一度は諦めリリースしたのですが、今現在一部屋を彼女たちの為に使用中。
ある程度なれていたので捕まえるのはさほど大変ではありませんでしたが
まー、ずっと外に居たので鳴くし騒ぐし、耳栓しても眠れず徹夜もしました。
一頭は病院も難なくクリアしたし、鳴き声が大きいくらいで
室内飼い向きかもですが、もう一頭は頭がよく、キツく
ボランティアの人にも「凶暴な猫」と言われていただけあって
慣れているけど手強い。負傷し傷は腫れました。
また、彼女は家以外のお宅にお世話になっている可能性が大きく
その辺が悩ましかったのですが、とりあえず捕獲と室内飼育に挑戦してみて
ダメだったら再び地域猫として生きてもらうか、
屋内でもいけそうだったら里親さんを募集する予定です。
(四頭飼育はうちの環境では多いので、里親さん募集の可能性は個人的に持っていたいのです)

この貸家に引っ越して来たその日から猫が来た、といっても
そもそも、すべては関わってしまった自分のせいでこうなっているので仕方がないですね。
けれど出来る限り誠意のある対応を心がけてきたせいか
ご近所の皆さんには、猫にまつわる一連の経緯についてお話ししているので
情報をいただいたり、ありがたい関わりを持てました。
(うちと同じ貸家のお隣さんも住み着いてしまった猫を飼ってます)
感謝!です。

今度の住まいはマンションなので、もうこういった関わりはこれでおしまい。
とっても勉強になったここ数年でした。
そもそも持ち家じゃないのに、保護しちゃダメだよねー
e0026053_12322154.jpg

写真のごまっち(多分プチコの父親。似てますよね)は
うちで手術をした後、ご近所のお宅の家猫として、ゆったり過ごしています。
よかったね。元気でね!

野良猫ちゃんと関わるのは命がけですが、それだけの価値があります。
けれどもう猫を呼ぶ自分も、これでおしまい。
自戒を込めて。

もし家の近くで増えていたり、私と同じような状況になって
困っている方は、ぜひその地域の保護団体に連絡を取ってみてくださいね。
「地域猫の会」で検索すると、お探しの市町村が出てくると思います。
慣れていても捕獲器がないと捕まえるのは難しいし
猫のツメ、牙による傷は重傷化する可能性があります。
猫ひっかき病
また、猫が嫌いな方、迷惑をされている方もたくさんいらっしゃると思います。
猫が好きな人は猫とそういう方々との間を取り持つ必要があると思います。
きちんとお話しして餌やりやトイレについて誠意をあらわせば
ご近所トラブルには決してなりません。





…この記事の二日後、二頭ともにあえなく屋内飼育を断念しました。
原因は閉じ込められた彼女たちの当たり前の抵抗と、
私のメンタルの弱さです。
時間をかける余裕が今の私の中にないのと、
今までは自分の中で「絶対にいいこと」と思いきれば
タフに対処出来ましたが、今回は私が引き受けることが
いいのか否かわからなかったことと、何より
気持ちが最初から折れっぱなしで
理性では引き受けたいのに、感情が負けました。
幸いこの地域には、他にもお世話をしている方々が
いらっしゃるので事情をお話ししますね。

私には無理だったというこの苦い結果を引き受けます。

すぐ近くにいて、いくらなれても
「うちの猫」になるには、容易ではないんだね。
by natsu_miyazawa | 2013-07-29 12:35 | | Comments(0)


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