2007年 11月 08日
伊藤恵さんのシューマンを聴いた。パンフに掲載されたシューマンの一生を読んで「これってどうよ?この不幸さ...」としみずさん。だねー。私もあまりよく知らないけど、確かに...。伊藤さんは20年にわたって彼の音楽と向き合い、全曲録音し、昨夜はひとつのくぎりとしてのコンサートだった。 伊藤さんの演奏は音が一つ一つくっきりして、いろんな音色が響きを重ねてゆく。シューマンの楽曲は私にとってはイメージのねじれがあって、いろんなものが重なりつつその分量の強弱やあるいはまったく違った局面へ連れて行かれるので、山登り並みのきつさを味わせられる。美しい!とひとことではいえない、ちょっとした船酔い気分も味わえます..... ひかりが雨みたいに降ってくる。 ざあざあ降りではなく花火の終わりみたいに。 シューマン先生は「光の音楽」をかきたかった、とパンフで読み、おおー!成功してるなあと思った。少なくとも私には。そしてなにより、奏者の受け取り方がそのままシンクロしたんだろうと。 話す声も音楽みたいに素敵で、かすかな色のドレスが成熟した女性を感じさせるピアニスト。きっとシューマン先生も「おつかれさま。ありがとう」っていってるに違いない。すてきでした!
by natsu_miyazawa
| 2007-11-08 13:17
| 音楽
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