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Aesop'sFables イソップ寓話集より: 181/ロバとラバ

ロバ追いがロバとラバに荷物を乗せて追っていた。
ロバは、平地を行く間は重荷に耐えていたが
険しい道へ行くと担いだままでは歩けなくなり
荷物の一部を肩代わりしてくれるよう、ラバに頼んだ。
ところがラバは無視したため、ロバは崖から落ちて
へしゃげてしまった。

ロバ追いはしかたなしに、ロバの荷物をラバに上積みし
ロバの皮をはいで、荷物の上に積みたした。
ラバは
「くっそう〜。あいつのいうことを聞いて
すこしくらいなら荷物をしょってやればよかったなあ...重い」
と独り言をいった。
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なんとも過酷な展開です....
ちなみにラバとは
雄のロバと雌のウマの交雑種で逆の組み合わせ
(雄のウマと雌のロバの配合)で生まれるケッテイと比べると、
ラバは育てるのが容易であり、体格も大きいためより広く飼育されてきた。
家畜として両親のどちらよりも優れた特徴があり、雑種強勢の代表例なのですって。
体が丈夫で粗食に強く、役力もあるので、経済的な家畜で
気性は大人しく臆病。ラバとケッテイは不妊である。
不妊の理由として、ウマとロバの染色体数が異なるからだと考えられている.....

とのことです。写真をググると険しい車の入らない山道で
いっぱい荷物を背負ってがんばっている彼らばかり...
結局人間が全て悪いよなあ、どんなことでも....



「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-29 11:40 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 180/塩を運ぶロバ

たくさんの塩を担がされたロバが、橋を渡っていた。
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うっかり足を滑らせ川に落ちたら
塩が水に溶け出して身軽になった。
嬉しくなったロバは、今度は海綿を担がされ
同じように川に落ちたのだが
今度は海綿が水を吸って、立ち上げることが出来ず
溺れてしまった。

うううう。どこまでも.かわいそうな、浅はかなロバ...
ロバシリーズってずっとこんなノリなのかなー
こんなに大人しくてかわいくて、
働いてくれる生き物もないというのに。

海綿は海にいる生き物で、乾かしてスポンジにします。
20年ほど前にバックパッカーの旅行
(イギリス、フランス、ギリシャをひと月でまわりました)で
訪れたギリシャでは、お手頃価格でたくさん売っていました。
今はどうなのかなー。経済が大変なことになってて心配...

ロバの「してやったり」話を期待しつつ、次回へ!
(このあと10コも続きます)


今回、ちょっとお話をアレンジしています。
川を直接渡っていたところを橋から落ちる、にしました。
「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-28 14:31 | イソップ物語 | Comments(0)

楽しい夏がやってくる

ここのところイソップブログと化しているので
たまには日々感じたことなどを....

梅雨の晴れ間がきもちいいですね〜。来週は7月ですよ!みなさん。
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さー、遊ばなきゃ!なにする?どこいく?

私にとって7月は生まれた月でもあるし
楽しい楽しいフェスシーズンの時期でもあります。
フジ、今年はなんとか行けそうで、猫のお世話もお願いしました。
初の前夜祭から全日キャンプでの参加です。うひ〜

様々なイベントは記録され、再び映像を楽しむことが出来ますが
生で見ても、録画でも、ほぼ同じタイミングで
グッと涙腺に響くこと、ありますよね?
音楽も、舞台も、パフォーマンスもライブ(生)。
同じことがあり得ない不確実なところにたまらない魅力を感じます!
観客としても、もちろんですが、パフォーマンスする側としても
「このタイミング、今しか成り立たなかったなあ。
やってよかったなあ」としみじみ思います。
もう二度と出来ないことばかり....

やらないよりやったほうが面白いし、
みないよりみたほうが、楽しい。
本当に「今」しかないなあと。
私の想像していた四十台とはだいぶ違った過ごし方をしていますが
(いつまでたっても子供のよう)
どうやらこれは年齢じゃなく、資質の問題でした....

結局のところ、描くのが好き、音楽が大好き、自然も好きで
本も、映画も、スポーツも大好きだ。
好きなものがいっぱいあってよかったし
いがいと飽きずに、しつこい。
子供たちとのワークショップなんて
自分がいちばん先頭に立って遊んでる....
遊ぶのが大好きで仕事も遊びになっちゃって、
あーあ大変だあといいながら、
車酔いしながら、にやにやしながらやってるんだ、ずっと。

このまま、ずっといきそうだなあ。
そうなるといいなあ。
えーい、そうする!

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by natsu_miyazawa | 2012-06-27 17:42 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 179/ロバと庭師

庭師に使われているロバが、エサは少ないし
辛い目ばかりに合うので
別の主人に引き渡してほしいとゼウスに祈った。
ゼウスはヘルメスを遣わし、
ロバを焼き物師のところへ売るよう命じた。
ところがロバは、はるかに多くの荷物を
運ばなくてはならなくなり
我慢が出来ず、またゼウスに助けを求めた。

最後にゼウスはロバを革なめし屋に売らせることにした。
するとロバは新しい主人の仕事を見て、言った。

「こんなところにいるより、前の主人のところで
荷物を運んだり、腹を空かせている方がましだ。
ここでは死んでも、けっして埋葬してはくれまい」

つらい召使いの立ち場。
新しいところへ行くたびに前の主人が恋しくなる。
ロバの瞳の、なんとふかい暗闇よ....
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「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-25 12:15 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 178/旅人とヘルメス

長旅をする予定の旅人が、見つけたものの半分を
ヘルメスに捧げると誓いをたてた。
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歩いていると、道ばたに袋が落ちていて
銀貨か!と思い拾い上げると
中身はアーモンドとナツメヤシ。
旅人は、すっかり食べきってから
アーモンドの果肉とナツメヤシの種を集め
祭壇にそなえ
「ヘルメス様。これが約束のものです。
見つけたものの中身も外側も、あなたにお分けしましたよ」

アーモンドは種を食べ、ナツメヤシは果肉を食べるから
のこりものは.....なんですねえ。

お腹も一杯になりたいけれど、神様の恩恵もほしいわけだ。
人間って、こんなもん。

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-22 12:31 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 177/旅人とたきぎ

旅人たちが海岸を歩いていたが、
見晴し台までやって来たとき
遥かな沖にたきぎが浮かぶのを見て
大きな船だと思ったものだから
碇を下ろしこっちへくるのを待っていた。
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しかし、たきぎが風に運ばれて少しばかり近づいてくると
あれれ?さほどおおきな船には見えない。
けれど首を長くして待っていた。

いよいよ間近に打ち寄せられたのをみると、たきぎだったので
「あーあ。俺たちは何でもないものを
ばかみたいに待ち受けていたのかあ....」と、がっかりした。


ずっと前、フジロック期間中の朝
温泉をさがしていた私たちが遠くに見えるそれっぽい建物に
期待し近づき、待っていたところ
営業時間を過ぎても開業しないのを不振に思い
近くのお店に廃業したことをきいて
がっかりしたのを思い出しました....
(同様に待っていたカップルにも教えてあげたけど
車じゃないときびしい場所だったなー)

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-18 11:13 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 176/旅人とマムシ

冬の道を行く旅人が、凍えて死にそうになったマムシをみつけ
かわいそうに思って拾い上げ、懐に入れて温めてやろうとした。
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マムシは身体が冷えきっているうちはじっとしていたが
温まってくると、旅人のお腹にかみついた。

息も絶えそうになりながら、
「どうして死にかけているのを救ったりしたんだろう。
元気な時は殺さなければならないやつなのに」

原本には、悪いやつは親切も仇で返す、とありましたが
私は、いきものの本能を軽くみた旅人の不注意だと思います。

(母が真冬に山でひろったアルビノのしろねこも
5月の半ばに姿を消して、そのままです....)

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-13 11:06 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より: 175/旅人とプラタナス

夏の盛りの真昼どき、
旅人たちは暑さにぐったりしていたが
プラタナスの木を見つけた。
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さっそくその下にもぐり込み
木陰に横になってひと息入れた。
そしてプラタナスを見上げつつ
「この木は人間にとって、なんて役立たずなんだ。
実もつけないし」と言った。

するとプラタナスがさえぎって
「恩知らずどもめ。
私の恩恵にあずかっている今でさえ
私を実なしの無用者と呼ぶのか」

親切をしている瞬間でさえ、
その善行を信じてもらえない....

これは、人間がありがち、やりがち....
与えてくれる自然に感謝しないと、ですよね。

プラタナスといえば、茗荷谷にある
小石川植物園のプラタナス(スズカケノキ)が大好きで
数回通ったことがあります。
すばらしいのでぜひ。ここにはニュートンが
万有引力を発見したリンゴの木が株分けされてあったり
サルスベリの林がとてもきれいで、
木々の好きな人にはおすすめです。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-11 11:03 | イソップ物語 | Comments(0)

きょうの一冊:とべバッタ

本は昔から書店やネットで購入する他に、図書館で借りて
気に入ったものを買いなおしています。(結局買うのね)
とべバッタもその中の一冊で、
テキストを書き写すほどの大好きな絵本です。
この本から受けた空気感を、常に私も持っていたいので
仕事部屋の一番目につくところに飾っています。
(猫も手がとどかないから、安心!の場所)
本というものそのものが、読むという行為で
受けたイメージや感覚を宿して存在することに、
子供の頃から驚愕しつつ。
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なんというシンプルさ。なんという力強さ。

自分とはかけ離れた感性を好きになることがありますが
田島さんの作品に触れると、確実に同じ性質のものが
自分の中にあることを自覚します。
以前はざぶん、とまんま影響を受けたり、あるいは
意識して遠ざけたりする類いのもの。
しかし、私もいい加減、自分のできること、できないことが
うすぼんやりとですがみえてきて
そうそう物事は簡単にはいかないことを
ある種の安心感とともに感じ
素晴らしい作品には真っ正面から対峙してこー!と
じゃんじゃん、あびている毎日です。たのしいよう〜

絵の面白さにぐっとくるのと同時に
バッタが「このままで、いいのだろうか」と思うさまは
多くの共感を呼ぶのでは。
私も彼のように、えーいと勇気を出して
とびだすぜい!やったるでい!と。



とべバッタ (創作大型えほん)作/田島征三
偕成社 (1988/7/1)

by natsu_miyazawa | 2012-06-09 14:55 | えほん | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:174/旅人と運の女神

旅人が長い旅路を終え、綿のように疲れて
井戸端に倒れ込んで眠ってしまった。
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今にも井戸にはまりそうになった時
運の女神があらわれ、
「これお前。もし井戸に落ちたら
自分の不注意は棚に上げて
私をとがめるところであろう。起きなさい」

多くの人間は、自分のせいで不運にあいながら
神々を非難する。
....その通り!!!!

関係ないですが
「お家に着くまでがフジロックです」という
スローガンを思い出しました。気をつけます.....


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-06-08 14:22 | イソップ物語 | Comments(0)


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