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Aesop'sFables イソップ寓話集より:199/子供とサソリ

子供が城壁の前でバッタをとっていた。
たくさんつかまえたところでサソリをみつけたが
これもバッタだと思い、手のひらをまるめて
かぶせようとしたまさにその瞬間、
サソリが針をもたげていうには
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「やったらどうだ。つかまえたバッタも失うぞ」
善人にも悪人にも、同じようにふるまってはならない。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より


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バッタといえば、稲刈りのときのイナゴとり。
昔はたっくさんいて、たっくさんとっておばさんにあげると
後日タッパーにおさまった「イナゴの佃煮」に変身してかえってきたものでした....

調べてみたら古代ギリシャの人たちも昆虫食をしていたようで
蝉の幼虫(!)が身分の高い人たちの間で食されていたようです。
でもサソリを食べるのは中国だけみたい(さすが中国!)なので
このお話の子供は単純にバッタをとる遊びをしていたのでしょうねー

ちなみに私はイナゴも蜂の子もサナギ(蚕です、ちょっと苦手)ヘビも食べました。
イナゴや蜂の子はむしろ味もよく、美味しいですよー
機会ありましたら、ぜひ!
by natsu_miyazawa | 2012-11-30 16:38 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:198/踏まれたヘビとゼウス

大勢の人に踏みつけられるヘビがいた。
「ああ、もういやだあ」と
ゼウスに訴えたところ
「最初にお前を踏んだ者を咬んでおけば、
二人目は踏む気にならなかっただろうに...」といわれた。
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最初が肝心。

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より


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最初にいっぱつ、かませるかどうかで違ってくる経験は
仕事上でもプライベートでも、いやってほど経験しました。
(私はやさしそうに、おとなしそうにみえるかららしいです)
今は....そう見てほしくても難しいかもしれませんねえー はははは
by natsu_miyazawa | 2012-11-28 14:06 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:197/ヘビとイタチとネズミ

ヘビとイタチが家の中で戦っていた。
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しばらくして
いつも両方の餌食になっているネズミが
彼らの戦いを見に、のこのこと出てきた。
ヘビとイタチは、ネズミを見るが早いか
自分たちの戦いはやめ、すぐにネズミに向かって行った。

都市(ポリス)の場合でも、煽動政治家の内紛の際に
しゃしゃり出る者は、知らぬ間に双方の犠牲になるのだ...


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より


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ネズミはうちの外猫が実によくとってくるので
(泣)個人的にすごくなじみ深いです....
逃げれば良いのに(というか捕まった時点で、なにかしらの
気持ちいい物質が分泌されちゃうのかなあ)
仲良く対話しているように見えるのが....なんとも複雑です....

しかしこの教訓は193と同じく、各党が乱立している今
非常に臨場感を持ちますよねー。
ポリスか。歴史は繰り返す、のですね....
by natsu_miyazawa | 2012-11-26 15:35 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:196/ヘビとカニ

ヘビとカニが一緒に暮らしていた。
カニはヘビに対して、いつもまっすぐに正直にふるまったのに
ヘビはいつも陰湿でよこしまだった。
自分のように率直につきあってほしいと
カニがいっても、ヘビはいっこうにそうなる気配がない。
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腹を立てたカニは ある夜
ヘビが寝静まるのを待って
とうとうヘビの喉をハサミで「ぱちん」と、殺してしまった...

死んだヘビが だらーんとまっすぐにのびたのをみて 
カニは「死んだいま、まっすぐになってもしょうがないぞ。
生きてる時にそうしてくれ」

生前、友達にさんざん意地悪をして
死んでから善行を積んでも、なんにもならない。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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一読してこれはカップルの話だなと感じました。
古代ギリシャだからいろんなパターン(男女、男男、女女)を思いつつ...
実直でまじめなカニが陰湿でよこしまなヘビに魅力を感じてもおかしくないけど
じっさいカップルになったら、腹が立つことばかりだろうなあ〜、とか。
でも容赦ないのは裏切られるほう。きっとね。
しかし死んだヘビがどんな善行を積んだのかの記載は、いっさいなし。
あいかわらず??なまとめ=教訓ではあります...
by natsu_miyazawa | 2012-11-21 14:39 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:195/ラクダのお目見え

はじめてラクダを見たとき、人々は恐怖にとらわれ
その大きさに驚き、逃げ出した。

しかし時が経つにつれ、おとなしいことがわかってくると
そばに寄ったり、しだいに大胆になってきた。
さらにこの動物が怒らないことがわかると
すっかり軽蔑して、くつわをはませ
子供に操縦をさせるようになった。
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慣れが恐怖をやわらげる。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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ラクダと人間の付き合いはいつごろからはじまったのか調べてみると
古代オリエント(紀元前4千年〜4世紀ころ)時代の遊牧民、アラム人が
家畜として飼育し、隊商貿易に役立てたのでは、ということです。
なが〜いおつきあいなのね。

砂漠にも適応しているスーパー動物、ラクダ。
ちょっとくらい頭が良くても戦争ばっかしてるヒトなんて
いろんな意味でろくでもない。
やわらげた恐怖もいつかまた思い知らされるはめになると
ヒト族の私も、思いつつ。
by natsu_miyazawa | 2012-11-19 17:42 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:194/猟師とコウノトリ

猟師がツルの網を張り
獲物がかかるのを遠くから首を長くして待っていた。
ツルと一緒にコウノトリも降りてきたので
両方とも一網打尽につかまえた。

コウノトリは「どうか逃がしてください。
私は人間にとって無害であるばかりか、有益この上ない生き物です。
ヘビや、地を這うものをたくさんつかまえて殺すから」といったが

猟師は「たとえお前がひどいやつでないとしても
悪いやつと一緒に降りてきた。それだけで懲らしめるのに値する」
と......。
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自分は悪事を働いていなくても、片棒を担いでいると思われぬよう
悪いやつとは、一緒にいるのは避けたほうがいい。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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訳注には「ギリシアの農夫は、コウノトリは保護したのだが
ツルは穀物を盗むとして憎んだ」とあります。なるほどー
よく似ているけれど食べるものの違いで、なのですね。

コウノトリの目は独特で、今回ぜひ描いてみたかったのですが
どうやらここで登場しているコウノトリと
私のイメージするニホンコウノトリは違う可能性があります。

ヨーロッパで単にstorkといえばこの種ではなく、
日本でいうシュバシコウ(英名:White stork)のほうを指す。(ウィキペディアより


シュバシコウの生育分布を見るとこっちかなあ....
カラスやスズメも、海外旅行先で見かける種は
日本のとちょっと違うんですよねー
昨日見たテレビで、台湾の川でとれたマスっぽい魚も
ちょっと顔がまるっこくて目が変わっていました。
生き物が好きなので、こういうことは際限なく調べてしまいます。

ついつい脱線しました。
というわけで、悲嘆にくれているニホンコウノトリを描きました。
by natsu_miyazawa | 2012-11-17 15:25 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:193/猟師とヒバリ

猟師が鳥の罠を仕掛けていた。
ヒバリがみつけて
「何をしてるんだい?」ときくと
「街を作ってるのさ」といった。
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ヒバリはその言葉を信じて、寄っていき
仕掛けてあったエサをついばんだところ...バチン!
罠にかかってしまった。

猟師に捕まったヒバリは
「こんな街、だれが住むもんか!」といった。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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「上に立つ者が過酷になると、その時こそ、
家も町も人が去る、ということをこの話は説き明かしている」(原文ママ)
とありますが...(うむむ、じゃっかん意味不明)

罠を仕掛ける猟師が作っているのは町ではなく罠で...あ!そうか。
町のフリして罠。これこそ。
リアル世界に置き換えてみると
この国のばたばたにも、十分当てはまる気がしますねえ....
(しかも猟師は一人ではないし)
by natsu_miyazawa | 2012-11-15 22:32 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:192/メンドリとツバメ

メンドリがヘビの卵を見つけ、入念に暖めて孵してやった。
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これをみていたツバメは
「ばかじゃないの。どうしてそんなものを育てるんだよ。
大きくなったら、まずお前から悪さされるだろうに」
と、言った。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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原本では教訓として
「悪性はどんなによくやってもなおらない」とありますが....
私はメンドリの人として(いや、鳥として)種を超えた
雌の本能のすばらしさにリスペクト。
でもあれかなー、当時のイメージとしては
メンドリはちょっとおつむが弱くて、ツバメはかしこい、とか
そういうものの例えであるかもしれませんね。

どっちにせよ
私だったら、もっとすてきな続編を用意出来ます。フフフ。
by natsu_miyazawa | 2012-11-13 21:26 | イソップ物語 | Comments(2)

再開!Aesop'sFables イソップ寓話集より:191/ロバとキツネとライオン

8/12以来の久しぶりの更新になってしまいました....
イソップ物語です。まだ191話(全部で471話あります)と、いうことで
今まで描いてきた絵をみなおし、より自分らしいものにリニューアル。
旅はまだ続きまーす。どうぞおつき合いくださいね。
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ロバとキツネが仲間になって狩りに出かけた。

ライオンに出くわしたので、
キツネは危険が身に迫ったと思いライオンにすり寄ると
「助けてくれるなら、ロバを渡そう」と約束した。
「よし。それなら見逃してやる」ライオンがそういうと
キツネはロバを罠のある場所へ連れて行き、かからせた。

ライオンはロバが逃げられなくなったのを見ると
キツネをつかまえ、ロバに言った。
「仲間を陥れる様なやつは、自分の身もほろぼすのさ」


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より

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....で。
私が気になるのは、キツネとロバの行く末です。
1/どっちもライオンに食われた
2/キツネだけ食われた
3/ロバだけ食われた
さてみなさんのお答えは?
(私は辛いけど、1かなあ...自然はきびしいからさ)
by natsu_miyazawa | 2012-11-12 22:38 | イソップ物語 | Comments(4)

ずっと憧れる

昨日は友人の結婚式でした。
幸せそうな二人に、その場にいる全ての方が笑顔でエールを送っていて
よかったなあ〜と、心から祝福する気持ちでいっぱいに。
久しぶりにあった共通の友達とたくさん話せたのも嬉しかったです。
もとは夫の友人たちに、親しくさせてもらって
感謝せずにいられません。ありがとう016.gif

そもそもは......音楽でした。
一人で行ってたライブで、女の子と友達になったのがきっかけで
あちこちの会場で一緒になり、音楽を楽しみ、そのなかに夫もいました。
環境も年も全然違うけど、聴いてた音楽が一緒というのは大きいです。
「あのときいたんだね〜。私はここでみてたよ」「自分はあの辺で」
みたいな、出会っていないだけでたくさんのニアミス。
国の違う友達とも「あれ聴いてる?聴いてた?」という話だけで
いっきに親しくなります。似た思考の人は
国境を越えて(笑)存在し、やがて会うんだなあと....

音楽は大好きだけど、自分の思うようにはつくれないし、演奏もできません。
だからこそ同じテンションで、ずっとずっと憧れに近い気持ちで
好きで居続けられるのかもしれませんね。
マンガを描いていたときに、漫画を楽しめなかったのと同様、
自分のツールとして選んでしまったものに関する表現法には
どんな作品を見ても
「自分にはこの感性はない(ある)」「ああ!この手があったか!」と
気ぜわしくもどこかしら貧乏くさい、吸収したい気持ちが働くけど
音楽にはうっとりと堪能出来る良さがあります。
純粋に好きでいられる喜びに浸れる、というのかなあ。

場の空気を一瞬で変える、あの音楽の力を
ずっとずっと好きでいて、さらにその気持ちをシェア出来る
まわりの人たちに感謝です。


The Stone Roses - I Wanna Be Adored
by natsu_miyazawa | 2012-11-04 17:05 | 音楽 | Comments(0)


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