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必要なもの

ここのところ更新はいつも水曜日ですね。
気持ち的に週の半ばは、ちょこっとブレイクするのかなー

秋に引っ越したいと、動いています。
うちの絶対必要条件は「ペット可」のみではありますが
それでも細かな条件が全て一致する物件を見つけるのは
大変なことですねー。でも、なんとかがんばります!
ちなみに私の個人的な絶対必要条件は「猫のトイレがない仕事部屋」024.gif

私が自宅で仕事をしているので、当然絵にまつわるものや
共通の趣味である楽器(キーボード、ギター、その他)関係は
多いかもしれません。(服は少ないかも)

ちょっとずつ片付けをしているのですが
今までなかなか処分出来なかった画材関係は
なんと6年まえに引っ越した時から
使わずそのまま持ってきている(!)ことに気づき....
使ってくれる方に差し上げました。ありがとうございますー

私が使う絵の具はこれ、紙はこれ、版画は凹凸版のみだろうから
木版関係は母に、と、今までやってきたことの
総ざらいしているような感覚にも。
シブいところでは表装用具。立派なプロ使用の刷毛や
書家の先生からいただいた百年前の墨、
かの有名な端渓の硯も中国で購入し持っています。
いつかまたやるかなー?微妙な感じですが
(どなたか欲しい方いらっしゃる?)
高い買い物だったので、刷毛は別のことに使っています。
そのほか猫を飼ってからちゃんと生けなくなった
生け花の花器は2つだけ残しあとは処分しました。
ソフトボールのグローブ
(一番古いのは小5の時の誕生日プレゼントで貰った!)は
いまだ現役なので持ったまま引っ越しますよ〜

迷っているのは材料的な雑貨類です。
イベント用に準備したトートバッグや、衣料用絵の具がけっこうある。
Tシャツは着るのでいいとして、残りは....
私がやるワークショップで使うのはアクリル絵の具と巨大な板、
ロールキャンバス、もしくは版画類と
だいたい決まっているので悩みどころです。
(どなたか欲しい方いらっしゃる?)

しかし、しみじみ思うのは
買うのは(お金があれば)簡単ですが
ちゃんとそのモノの寿命を全うし使いきるのは大変なことですね。

こういう作業をしていて思い出すのは、長期旅行中の荷物です。
でかいスーツケース、もしくはザックひとつだったなー
生きていくには、あれで十分なんでしょうね。
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97年、フジロックをキャンセルしNYへ行った懐かしの荷物写真。
チビ太によく似た彼は『チー』です。かわいかったなあ
(2年後に行方不明になりました)
by natsu_miyazawa | 2013-06-26 16:51 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:214a:土竜....モグラ

あるモグラが母親にキスしようとして
間違えて陰部(!)にしてしまった。
気づいた他の兄弟が
「お前は見えないばかりか嗅覚までなくしたね」
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「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より



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...今回のお話は正直、かくのをためらいましたが、
ここでひとつだけ抜けるのもおかしいし、えいやっ!と。
215ではなく、214aという、ひとつのお話として成り立っているというよりは
前回のお話の別バージョンということらしいです。
テキストでは、はぶきましたが「邪な意図は本性さえも変えて悪くする」とか
「モグラは欠陥動物だ」云々と
モグラが好きな私にとっては、なかなかヘビーでした....

禁忌についてふれつつも、高等動物にはあり得ないよね、という
奢りと、品のない冗談と感じてしまうのは、私だけ??
日本だと「おまえのかーちゃん、デベソ」だけど
西洋だと「マザー ・ファッカー」となってしまう感覚の違いか。

モグラの生態は現代でもあまりわかっていないので
その辺に原因があるかとも思います。
by natsu_miyazawa | 2013-06-19 10:22 | イソップ物語 | Comments(0)

ちょっとだけ、自分をふりかえってみる

絵を描くことは、ずっと好きでした。

うまいとかうまくないとかじゃなくて
描くことそのものがおもしろい遊びだった。
もしそのとき、まわりの人よりも
「うまかった」という印象があるとしたら
何度も何度も描いていたからだと思う。

新聞折り込みのチラシの裏に、カレンダーの裏に
飽きもせず毎日まいにち何かしら描いていて
いとこのお姉ちゃんに描いてもらった絵を見本にしたり
当時は漫画が大好きだったので、よく描いていました。
障子紙はちょっとうすいので、それを漫画の絵に重ねて
うつして描いたり。楽しかったなあー
いとこや友達とにぎやかに遊ぶのも好きでしたが
それより前、もっと幼い頃はむしろ
ひとりで過ごすことが多かったのです。
両親はずっと仕事が忙しかったので、ごく小さな頃から
よその家にひんぱんに預けられていたのですが
そのささやかな孤独感が、今の私の大きな財産です。
いとこのお姉ちゃんたちの部屋にある
怪しくて魅力的な、不思議な絵
(今思うとそれは金子國義さんや、宇野亜喜良さん)の本や
やなせたかしさん編集の「詩とメルヘン」、
萩尾望都さんの「11人いる!」は、雑誌掲載時のものを読み
いちばん最初に買った単行本は「ポーの一族」の2巻。
ぜんぜん、わからなかったけどとにかく絵がきれいだなと。
三原順さんにハマったのは小学生低学年から。
お姉さんがいるちょっとマセた友達はベルばらに詳しくて
子供に甘い父は私に全巻を一気に大人買いしてくれました。
私の青春時代と漫画の黄金期はぴたりと一致し
すごかった!と思います。

最初は漫画家になりたくて、ひそかにデビューをねらっていましたが(笑)
勇気のない私は投稿出来ず、趣味的につくった個人誌がきっかけで
ラッキーなことに十代の頃、出版社からお声がかかり
挿絵的なものと16ページ、やらせていただきました。
私の漫画家仕事はその2つだけ。
当時は自分自身と作品があまりにも近くて
また繊細(笑)だったので、売り込みをすることに耐えられず
早々にあきらめ、漫画から遠ざかっていきました。

そのころ二万五千円の風呂無し共同トイレのアパートで
よく読んでいたのが翻訳小説やミステリー、村上春樹です。
パスタとコーヒーで気分を出しつつ、ぼろぼろな環境や
自分の中途半端さから目を背けていました。

とりあえず東京にいるためにデザイン事務所の仕事をみつけ
ハードさに身体をこわしつつ、なんとか自分が生きる道をさがしました。
バブル終焉間近で、ちっとも恩恵にはあずかりませんでしたが
今思うと仕事のチャンスはいっぱいあり「とりあえず」と
はじめた出来高制の仕事のおかげで
やっとお風呂のついた部屋に移ることが出来ました。

あとはまあ、プロフィールにかいているような流れなのですが....

無意識に、自分の絵にある種の「お話」をこめていることを指摘され、
意識し改めて考えてみると
私にとって絵は表面的な二次元の世界ではなく、
何か別の世界の入り口なんだと
お話を内包する世界そのものなんだと感じます。
みんな別の世界に、いきいきと生きている。

そして、もやもやと既に存在している「別の世界」を
現実世界に出す作業をずっとしているのですが.....
たしかにしんどいところもあるけど、もともとこれをしたいがために
絵をおもしろく感じ、描いていたと思うので
そこに向かえること、そのものがおおきな喜びです。
しかも一度、漫画をあきらめているので
今度こそ絶対。

おもしろいのは没頭して作業をしていると
昔々に出会った私の中の登場人物(人とは限らない)が
ぱっとあらわれてくるところ。
懐かしさと愛おしさでいっぱいになります。
たぶん彼らは、当時の私、今の私の一部分でもあるから。


ごく小さな頃からやりたいことが変わらず
「すき、楽しい」が私の中からなくならない限り
うまくいこうがいくまいが
ーいいや、もう大丈夫!できる、と確信していますー
続けていくな、と
この年齢になった今、この瞬間に心から思います。
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by natsu_miyazawa | 2013-06-12 12:30 | | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:214:土竜....モグラ

モグラの子が母親に向かって
「僕は目が見えるよ」と言った。
母親は乳香の粒を渡し
「じゃ、これは何だい?」ときくと 
「小石だね」と答えた。
e0026053_1234069.jpg

それをきいた母親は
「坊や。お前は見えないばかりか嗅覚までなくしたね」


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より



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やれやれ、やっちゃったなあ、坊ちゃん。
でもこういう小さな嘘、ささやかなごまかしは
自分も子供のころに日常的にやってた気がする。


モグラは漢字で「土竜」というのですね。
個人的に彼らの生態には興味があり、モチーフとしてたくさん描いています。
多摩動物公園には「モグラの家」という展示があり見に行きました。

ちなみに乳香とはフランキンセンスともいい、木の樹脂でできたもので
紀元前40世紀のエジプトで既に使用されていて
没薬(もつやく。ミルラともいいます)などとともに
古くから使われていた香です。
エッセンシャルオイルとしての効能には目を見張るものがあり
私も大好きな香です。抗酸化効果もたかーい!

いろつきで描いてみました。
by natsu_miyazawa | 2013-06-10 12:05 | イソップ物語 | Comments(0)

Aesop'sFables イソップ寓話集より:213:ザクロとリンゴとイバラ

ザクロとリンゴがどっちの実が立派か、争っていた。
「わたしでしょ」「あたしにきまっているじゃない」
言い争いが激しくなるのを、近くにいたイバラが聞きつけ
「まあまあまあ。仲間でしょ〜
争うのはやめにしましょ」と口出ししてきた。

数に入らない者までも
争いにはこうして、しゃしゃり出て来がちである.....

e0026053_1432257.jpg

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より



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これは何気に、いろんなシチュエーションで当てはまる状況かもしれませんねー
絵にするのは難しかったのですが、描いていて
「まあまあまあ」と言いつつ仲裁に入りながらも
見事に実った両方の実をぐっさり傷つけるさまを想像しました...キャー!
by natsu_miyazawa | 2013-06-03 14:35 | イソップ物語 | Comments(0)


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