2011年 09月 11日
9月23日公開予定の映画「カンパニー・メン」の試写をみました。 リーマンショックからはじまった世界で同時に進んでいる経済危機。 まだまだ先もみえず継続中のいま、このテーマは非常にくるものがあります。 だからこそ製作することが必要だったのかもしれませんが... 私が何かをつくるとき、ハイテンションでいても、対極のウツ的状態でいても とにかく感情の起伏の激しい時にいいものができたためしがありません。 いいときもそうでないときも、冷静に現状を見据えて、落ち着いて今の自分ができることを 地道な気持ちで取り組むとき、思ってもいない成果を出すことがあって ほんとうに大事なのは真摯(ドラッカーではありませんが)さ、 地をはう様な地道さと現状を認識する、謙虚な心しかないなあ、と思います。 ストーリー展開については、ヒットしている映画でも 段差を感じることがありますが(説明不足や飛躍、ですね) シンプルなこの映画では、登場人物たちのちょっとした感情の機微を 余韻として感じられるゆとりがあり、さらにどれも愛情から起因するものとして こちら側へ無理なく届けられ、さわやかです。 4大アカデミー賞受賞俳優陣のさりげない演技は たしかに今も何処かにアメリカで、世界で存在している人たちの 困難に立ち向かいざるを得ない強さをひきだすことに成功しています。 またおさえた演出からはみ出た感情は、すてきな音がさりげなくカバーしていて とても効果的でした。 私個人としては、自分の気持ちをベーシックなところにチューニングしたいとき この映画を迷わず選ぶだろうな、と思いました。おすすめ! すきな映画です。星は4つ!
by natsu_miyazawa
| 2011-09-11 13:31
| 映画
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