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2012年 01月 12日
![]() 飼い犬が井戸にはまったので、 庭師は引き上げてやろうと後を追っておりた。 しかし主人が近づいて来ると、犬は沈められると思いかみついた。 庭師は 「こんな目に遭うのもしかたがない。 おまえが落ちる時に救ってやらなかったんだから」 恩を仇で返す恩知らずに向けて。 ...庭師は噛まれたことを犬に怒るんじゃなくて、 そうなった責任も自分にある、と思っているんだよね? なかなかどうして、立派なもんです。 つまり自分自身の責任だと認めている。 このさい恩知らずの犬はおいといて庭師に100万点! (私も見習わないと....) 井戸にはまったそそっかしい犬は、 うちのプチコ(猫)とおなじ柄にしました。 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa
| 2012-01-12 12:02
| イソップ物語
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