Aesop'sFables イソップ寓話集より:155/オオカミと子羊

子羊が川で水を飲んでいるのをオオカミが見つけ
もっともらしい言いがかりをつけて食べてやろうと思った。

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そこで川上に立つと
「お前は水を濁らせ、俺が飲めなくしている」
と言いがかりをつけた。
子羊が「ほんのちょっと唇の先でしか飲んでいないし
だいたい川下にいて上流の水を濁らせることなんて出来ないよ」と言うと
「しかしお前は、去年俺の親父に悪態をついたぞ」とオオカミ。
「一年前はまだ生まれてなかったもの」と子羊。

「お前がどんなに言い訳上手でも、
俺としては食べないわけにはいかないのだ」


....どんなに正当な弁明もこういう場合、無力なのだ。
かしこい子羊もぱくり、と食べられちゃったでしょうね...

「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-04-23 11:56 | イソップ物語 | Comments(0)