2012年 04月 27日
腹をすかせたオオカミが、食べ物をさがしてうろついていた。 とある家まで来ると、老婆が泣きわめく子どもを脅かして 「泣き止まぬとオオカミにくれてしまうよ」と言うのがきこえので オオカミはじっと待っていた。 しかし日が暮れても、その気配がない。 オオカミは立ち去り際 「この家の奴らは、言うこととすることが別々だ」と、言った。 この場合、じっさいに几帳面に待っているオオカミに 子どもを「くれて」しまうのも老婆的立ち場としては まずくないか?と思いますが 「言葉と行いの一致」は、とってもだいじなことだと思います。 ずれている場合、ぜったい念力や言霊は弱まるもんね。 (待っているオオカミ、ちょっとかわいい) 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa
| 2012-04-27 11:07
| イソップ物語
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