2012年 05月 11日
お腹のいっぱいになったオオカミが 地面にのびたヒツジを見つけたが 自分のことをおそれて倒れたのだと知ると そばへ行き、安心させて 本当のことを3つ語ったならば逃がしてやる、といった。 ヒツジが口を切って言うには ひとつ、オオカミに出くわしたくなかった。 ふたつ、どうしても出くわす運命だったとしたら 目の見えないオオカミであってほしかった。 そしてみっつ。 「お前たちオオカミはみな、悪者にふさわしく ひどい死に方をすれば良いんだ。 なにもしてないぼくたちに、ひどいことをするのだから」 オオカミはヒツジのいうことに嘘はない、と認めて 逃がしてやった。 ![]() 本当のことは敵の手中にあっても力を持つ。 ....今日のお話は深いですね。 久しぶりのイソップになりました! やっぱりこのルーチンワークはとてもとても 力になります。 マイペースな更新ですが、どうぞおつき合いくださいね。 471まで、お話は続きます。 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa
| 2012-05-11 12:14
| イソップ物語
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