Aesop'sFables イソップ寓話集より:159/オオカミとヒツジ

お腹のいっぱいになったオオカミが
地面にのびたヒツジを見つけたが
自分のことをおそれて倒れたのだと知ると 
そばへ行き、安心させて
本当のことを3つ語ったならば逃がしてやる、といった。

ヒツジが口を切って言うには

ひとつ、オオカミに出くわしたくなかった。
ふたつ、どうしても出くわす運命だったとしたら
目の見えないオオカミであってほしかった。
そしてみっつ。

「お前たちオオカミはみな、悪者にふさわしく
ひどい死に方をすれば良いんだ。
なにもしてないぼくたちに、ひどいことをするのだから」

オオカミはヒツジのいうことに嘘はない、と認めて
逃がしてやった。

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本当のことは敵の手中にあっても力を持つ。
....今日のお話は深いですね。
久しぶりのイソップになりました!
やっぱりこのルーチンワークはとてもとても
力になります。
マイペースな更新ですが、どうぞおつき合いくださいね。
471まで、お話は続きます。


「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa | 2012-05-11 12:14 | イソップ物語 | Comments(0)