2012年 06月 04日
病人が医者から容態を聞かれ、 「異常に汗をかきました」と答えると 「それは良い案配ですね」と、いわれた。 二度目に来た時にまた様子を問われ 「悪寒がして震えが止まらないんです」というと それもいい徴候だと医者はいう。 三度目。病人が下痢になったとこたえると 「ああ、それもよいことですよ」と医者はいい、帰っていった。 親戚の者が見舞いにきて、加減はどうかときいたので 病人は 「いい案配のおかげで、もうだめだ」 もとの本の「まとめ」はちょっと???な訳だったので 私流に解釈すると.... 「自分に起こっていることに自分自身が感じる 重要度と、第三者からの重要度はまったくちがう」かな? あーだこーだと騒いでも、 他人にはどうしてそんなに騒ぐのかわからない..... よね? みんなそう! 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa
| 2012-06-04 11:53
| イソップ物語
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