2012年 06月 29日
ロバ追いがロバとラバに荷物を乗せて追っていた。 ロバは、平地を行く間は重荷に耐えていたが 険しい道へ行くと担いだままでは歩けなくなり 荷物の一部を肩代わりしてくれるよう、ラバに頼んだ。 ところがラバは無視したため、ロバは崖から落ちて へしゃげてしまった。 ロバ追いはしかたなしに、ロバの荷物をラバに上積みし ロバの皮をはいで、荷物の上に積みたした。 ラバは 「くっそう〜。あいつのいうことを聞いて すこしくらいなら荷物をしょってやればよかったなあ...重い」 と独り言をいった。 なんとも過酷な展開です.... ちなみにラバとは 雄のロバと雌のウマの交雑種で逆の組み合わせ (雄のウマと雌のロバの配合)で生まれるケッテイと比べると、 ラバは育てるのが容易であり、体格も大きいためより広く飼育されてきた。 家畜として両親のどちらよりも優れた特徴があり、雑種強勢の代表例なのですって。 体が丈夫で粗食に強く、役力もあるので、経済的な家畜で 気性は大人しく臆病。ラバとケッテイは不妊である。 不妊の理由として、ウマとロバの染色体数が異なるからだと考えられている..... とのことです。写真をググると険しい車の入らない山道で いっぱい荷物を背負ってがんばっている彼らばかり... 結局人間が全て悪いよなあ、どんなことでも.... 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より
by natsu_miyazawa
| 2012-06-29 11:40
| イソップ物語
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