2012年 11月 19日
はじめてラクダを見たとき、人々は恐怖にとらわれ その大きさに驚き、逃げ出した。 しかし時が経つにつれ、おとなしいことがわかってくると そばに寄ったり、しだいに大胆になってきた。 さらにこの動物が怒らないことがわかると すっかり軽蔑して、くつわをはませ 子供に操縦をさせるようになった。 慣れが恐怖をやわらげる。 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ラクダと人間の付き合いはいつごろからはじまったのか調べてみると 古代オリエント(紀元前4千年〜4世紀ころ)時代の遊牧民、アラム人が 家畜として飼育し、隊商貿易に役立てたのでは、ということです。 なが〜いおつきあいなのね。 砂漠にも適応しているスーパー動物、ラクダ。 ちょっとくらい頭が良くても戦争ばっかしてるヒトなんて いろんな意味でろくでもない。 やわらげた恐怖もいつかまた思い知らされるはめになると ヒト族の私も、思いつつ。
by natsu_miyazawa
| 2012-11-19 17:42
| イソップ物語
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