Aesop'sFables イソップ寓話集より:204:金持ちと皮なめし屋

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金持ちが、皮なめし屋のちかくに住むことになった。
皮なめし屋に「まいにち毎日くさくてかなわん。
どうか早いとこ引っ越してくれ」とせっつくと
皮なめし屋は「あともう少ししたら」「近いうちに」と
ずるすると引きのばした。

そんなやりとりが繰り返されているうちに 時がたち
金持ちもすっかり悪臭に慣れてしまい
もう皮なめし屋にうるさくいわなくなった。

どんなことでも慣れてしまえば、なんてこと、ない....



「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より


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年明け一発目のイソップは、新春にふさわしくないようでいて
ぴったり!なお話でした。
お正月に誓った「今年はこんな年にしよう!がんばるぞ」が
まだフレッシュさを失わないうちに
毛皮とともにクギをさしてくれた、かな?

たしかに環境には慣れる。けれど慣れちゃいけないこともたくさんありますよねー
ふとファッションで身につけている動物の毛皮に
思いを馳せたスタートとなりました。(私のはタヌキちゃん。感謝!)
さー、はりきってこ〜!
by natsu_miyazawa | 2013-01-07 15:53 | イソップ物語 | Comments(0)