Aesop'sFables イソップ寓話集より:208:羊飼いと羊

羊飼いがドングリをたわわに実らせた柏の木を見つけた。
木の下にマントを広げ、木に登って実を振り落とし
下にいる羊たちに与えた。
ところが羊たちは、ドングリと一緒にうっかりマントも食べてしまった。

羊飼いは
「やれやれ。おまえたちの毛は
見ず知らずの他人の服になるのに
世話になってるおれのマントは食べちゃうのかい」といった。
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「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より



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底本ではもう少し違ったニュアンスですが、ここでは
羊飼いと羊の間になにかしらの愛情を持たせました。
私はお仕事で文章も書きますが、ちょっとした言い回しで
まったく変わるので難しいなあー、と思っています。

子供の頃は絵も本も、音楽も等しく好きだったので
どれも分野によっては関わることの出来る、編集の仕事をしたいと
漠然と思っていた時期がありました。
結局、今もその「すき」は十二分にいかされています。
そしてこういうシンプルなお話をテキストと絵に起こす作業、
なかなか侮れない鍛錬になってます。むむむ。
by natsu_miyazawa | 2013-01-28 14:36 | イソップ物語 | Comments(0)