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ミヤザーナツのブログ

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2013年 08月 03日

3つの展示、どれもプロのしごと!

まずは銀座のギャラリー悠玄さんのグループ展Fiesta de Summer 2013へ。
友人の天才変態版画家、吉村正美ちゃんと安本洋子さんの作品を観に伺ったのですが
どちらも個性的で素敵でした。グループ展で以前観たときよりも進化している....
よりそれぞれの純度が増した印象。工芸の作家さんとも良いバランスで展示されていて
バラつきやすいグループ展示なのに、とても観やすいと思いました。

そして次は表参道へ移動し、OPAギャラリーさんの
旅の本屋のまどが選ぶ「本と(ふた)旅」へ。
既にたくさんの方がいらして鑑賞と立ち読み(笑)と、購入としているご様子。
こちらは本屋さんがセレクトした本の装丁を、デザイナーさんが改めて
新しいデザインでアプローチする面白い企画です。
しかも期間中は書店員としてコスプレ(!)し、この企画展のみで使用する
架空の書店の包装紙でカバーを付けてくれて、さらにしおりまでいただけます。
前回はたっくさん購入してしまったのですが、今回は3週間後に
引っ越しを控えているので1冊のみでガマン....くくく
本に対して愛情をたくさん感じられ、さらにデザインのポイント等も
直接、書店員(じゃなくてデザイナーさん)に伺えちゃう楽しい展覧会です。

そこから歩いて、千駄ヶ谷のランドリーグラフィックスギャラリーさんへ移動。
15分程度のとてもいいお散歩コースです。てくてく。
ミステリーポスター展は9月に同ギャラリーで行われる、
謎解きミステリーイベントの告知のための宣伝美術としての展示で
参加デザイナーさんとイラストレーターさんには
ほんのちょこっとのテキストしか与えられず、そこからそれぞれイメージを広げて
制作されたそうです。見応えありました!!
本の表紙に触発されて内容を想像しますよね?
こちらの作品では純文学的な人間ドラマのミステリーを、
こちらからはスタンダードなミステリーを、と
いかに視覚からもたらされるイメージで人は物語を想像し楽しむかを
改めて堪能させていただきました。

今日伺った3つのうち、2つは私の所属する日本図書設計家協会
会員さんつながりで、普段は趣味的なところ(バンドやソフトボールや)で
気軽なやりとりをさせていただいておりますが
改めて皆さん、とんでもなくプロフェッショナルな方々だと思い知らされました...
プロが本気出すと、パねえ!035.gif

デザイナーというお仕事について、一言でまとめるならば
「ごちゃごちゃしたとりとめのない情報を、ある一定の方向へ
わかりやすくガイドし、またさらに豊かに楽しめる余地を
見る側に与えるお仕事」だと思います。
さらにそこに美しさや楽しさ、さまざまな感情も入れ込む。
すごいお仕事です。
3つの展示、どれもプロのしごと!_e0026053_200542.jpg


by natsu_miyazawa | 2013-08-03 20:09 | イベント


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