紙版画イラスト:edu10月号

少し前(ちょうど引っ越し頃)になりますがe0026053_1154626.jpg
小学館発行のedu10月号
特集記事のイラストを担当しました。
技法は紙版画です。発達障害という重いテーマですが
暗くならないよう情緒的なイメージに。
メインのインクはバーミリオンレッドに
ところどころ色をのせた
私ならではの一版多色刷りで仕上げました。

下は本誌と版、刷った作品と並べてみました。
いかがでしょう?
白っぽいインクが多く乗ったものが版です。
版画だから版の絵柄は逆になります。
スキャンしてデータ入稿をしました。
本誌に使われている紙が風合いのある再生紙で
じゃっかん色が沈みます。ですので
明るめに色調補正をしました。

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紙版の厚さは、このくらい。わかるかな?
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よくみるケーキの箱や、洋服の台紙などに
使われている白ボール紙、もしくは
表面にコーティングされている紙です。
私はさんざん銅版と格闘してきましたが
あっさりと紙版にのりかえました。
自分にはこちらのほうが合っているみたいです。
材質が合う、合わないってありますよねー
すごくラクになりました。絵に近い感覚です。

以前工房で会った同業の方が、そのままそっくり
私のやり方をうつして作品作りをはじめました。
使う道具まで、です。
「タッチ」のひとつとして、軽い気持ちで
取り入れられただけかもしれませんが、当時は複雑でした。
同じ技法でも手(人)が変わると
まったく違ったアプローチや工夫が必要になるはず。
それをとびこえられることに驚きましたが
今は、その人に合った技法をその人自身が
みつけられてたらいいなあ、と思います。
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このお仕事は前の家で制作しましたが、今の仕事場は
4.5畳から6畳になったので、作業のすべてが行えます。
版画は何工程か必要なので(紙を湿す、インクを広げて刷る、乾かすなど)
その都度あちこちに物を移動したり猫トイレをどかしたり
(プレス機の下にあったので)がなくなって
とってもやりやすくなりました〜

趣味的な遊びの作品や、よりオリジナリティーを追求した
実験作品を作りつつありますが
現在夢中の庭の地図を、手描きと版画でやってみよう!と。
まだまだ版画はぜんぜん、飽きません。
by natsu_miyazawa | 2013-10-07 11:47 | しごと | Comments(0)