2014年 01月 12日
こちらは昨年12月に発売された、しかけのある迷路絵本のイラストの一部分です。 どろどろ〜 ![]() 何人かの方で分担してつくりました。 どこまでもしっかり描きこむ絵、楽しかった〜! モチーフはこわいけど、どこかしらコミカルな雰囲気の迷路絵本です。 子供たちが楽しんでくれるといいなあ〜 私の3つの柱「えほん+イラスト+WS(ワークショップ)」のひとつ えほん(と絵)ですが、当時は主に自分のモヤモヤした気持ちを表現していたので この絵本用の絵のように??ぱっと見ディープな作品が多く 「もっと明るい絵を描いたら」とよくいわれたものです...ははは。 若かったし、いろんな力がありあまっていたのでしょうねえ。 デカイ絵をしょっちゅう描いてましたし 版画も趣味的にずっとやっていました。 私は情報誌のカットを、短い時間で大量に描く仕事からスタートしたのですが イラストの仕事と個展の作品のリンクがなかなかなされず悩んでいました。 が、今考えると当たり前! 「誰に向けて、何に対して」描かれているか否かが イラストレーションはもっとも大切なことだと知ったのは しばらく後になってからです。 あるとき「気が済んだ」一瞬があって、それからは ぱあああっと絵が無理なく変わり、 絵も版画も仕事として成立しはじめたのです。 いや〜、わかってよかった..... 自分なりの個性についていろいろ考えた時期もありますが すごく感じるのは 何に対して美しい、と感じる視点がかわらないかぎり その視点に必要な技術やアプローチは 描いていれば必要なものしか残らない、ということです。 つまり「私が描いたものは、もともと私にしか、描けないもの」だ、という... 禅問答みたいですが。 開き直りにも近いかな? また 過去の作品でおお、これはなかなか悪くないぞ!と感じた作品は 決して「好きなものを自由に」描いた絵ばかりではありません。 仕事として受注した作品の中で 当時は「描けるのかなあ、わからないなあ」 「難しくてうまくいかないよー」と 半泣き(!)だったものがよかったりして。 好きな作品ばかり描いていたら、今のどんな作品も きっと描けなかっただろうなあと思います。 自分ではなく、皆さんを満足させるために作品を描くことは ぐるりとまわって自分を成長させ 皆さんに満足に値するものを提供出来た幸せに繋がっています ![]() よろこんでもらえて、うれしい、という。 そしてこちらは2月の展示の為の作品。 ![]() 絵はずっと私にとって、頂上のみえない山ですが 登山がこんなに楽しいからずっと続けていられるのでしょうね。 完成をお楽しみに〜!
by natsu_miyazawa
| 2014-01-12 15:33
| 絵
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