2014年 02月 07日
牡牛がライオンに追われ、洞窟に逃げこむと そこには野生の山羊がいた。 牡牛は角でさんざん小突かれたがじっと耐えた。 そして 「お前たちが怖くて我慢してるんじゃないからな。 洞窟の入り口で踏ん張ってるヤツが怖いんだよ」 と、言った。 ![]() 強いものへの怖れから、弱いものからの横暴を我慢する者は多い。 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 久々のイソップ、さりげなく更新しましたよ〜 お話はじっくり、感慨にふけっていただくとして.... 今回のお話はすぐに絵が浮かびましたが なんとアップするまで十枚ほど紙をムダにしてしまいました.... 自分がルーチンワークとしてやってることなので 特にシビアさはないのですが イメージがかっちりあればあるほど、 線のちょっとした違いも気になるものですねー 人の絵を見ていて「あ、これは逃げたな」とか 「うまくすりかえている」と いうのは職業柄なんとなくわかります。 技術的に描けないから逃げるということが 年数を経ると少なくなってはくるのですが、それでも なかなか決まらないこういうとき、 別のアプローチをさがしてしまいます。 私がすごいなあ、と思うのは どまんなかのイメージを逃げずに表現する方です。 「どまんなか」は誰にとってもどまんなかなので、 勇気と技術が必要だと、常々感じています。 しかし頭の中のイメージをただそのまま再現しても仕方がないので 良い絵は見る側に「想像を広げるきっかけ」をつくる絵が 最高だと思います。 ついね、描きすぎちゃうんだよ〜 描くのはものっすごく楽しいからさあ。 はんせーい
by natsu_miyazawa
| 2014-02-07 16:11
| イソップ物語
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