個展作品より「北のシャーマン、南のシャーマン」

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北方の人々は熊を、また南に住む人々は
ジャガーを自然を超越した優れた森の生き物として、畏敬の念を持っていました。
冬眠し、孤独を愛する熊。彼らの行動様式にも似た試練を通過されることにより
一族に必要不可欠なシャーマンが誕生します。


参考文献:「熊から王へ」 カイエ・ソバージュ(2)
(講談社選書メチエ) 中沢新一



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少し間があいてしまいましたが、前回の「ニヴフ族のくま神話」から、続いています。

モンゴロイドたちは 文化的痕跡を残しながら長い時間をかけて移動しました。
アラスカの人たちやネイティヴ・アメリカン、アマゾン川流域に住む人たち、
日本ではアイヌの人たちの神話や儀式に、共通したテーマがしっかりと残っています。

歴史の授業では 戦うことに長けていた暴れん坊が、いっきにある土地を制圧した、という
パターンでない限り「はい、ここからここまでが縄文、こっからは弥生ね」みたいに
いきなりぱっと変わったのではなく、少しずつ、時の経過や人々の移動に合わせて
ゆっくりとゆっくりと(同じ種族でも移動するスピードが違えば、それは別の民族として
伝播するものも当然変わってきます)移り変わって今に至る、と思います。
歴史は結局、後の時代の人間がわかりやすくまとめたものだから....

個人的な話ですが
私は子供の頃から歴史、特に世界史が好きで、どの地域も、どの時代も、
一本の線で繋がるシンプルさがおもしろく、本のように教科書を楽しんでいました。
家にあった図鑑は写真がきれいで、みていると何処かへ連れてかれるような感覚もあり
よく模写したりもしていました。

いまもそれは続いているなあ、と、思います。
by natsu_miyazawa | 2014-12-18 11:32 | Comments(0)