2014年 12月 18日
![]() 北方の人々は熊を、また南に住む人々は ジャガーを自然を超越した優れた森の生き物として、畏敬の念を持っていました。 冬眠し、孤独を愛する熊。彼らの行動様式にも似た試練を通過されることにより 一族に必要不可欠なシャーマンが誕生します。 参考文献:「熊から王へ」 カイエ・ソバージュ(2) (講談社選書メチエ) 中沢新一 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 少し間があいてしまいましたが、前回の「ニヴフ族のくま神話」から、続いています。 モンゴロイドたちは 文化的痕跡を残しながら長い時間をかけて移動しました。 アラスカの人たちやネイティヴ・アメリカン、アマゾン川流域に住む人たち、 日本ではアイヌの人たちの神話や儀式に、共通したテーマがしっかりと残っています。 歴史の授業では 戦うことに長けていた暴れん坊が、いっきにある土地を制圧した、という パターンでない限り「はい、ここからここまでが縄文、こっからは弥生ね」みたいに いきなりぱっと変わったのではなく、少しずつ、時の経過や人々の移動に合わせて ゆっくりとゆっくりと(同じ種族でも移動するスピードが違えば、それは別の民族として 伝播するものも当然変わってきます)移り変わって今に至る、と思います。 歴史は結局、後の時代の人間がわかりやすくまとめたものだから.... 個人的な話ですが 私は子供の頃から歴史、特に世界史が好きで、どの地域も、どの時代も、 一本の線で繋がるシンプルさがおもしろく、本のように教科書を楽しんでいました。 家にあった図鑑は写真がきれいで、みていると何処かへ連れてかれるような感覚もあり よく模写したりもしていました。 いまもそれは続いているなあ、と、思います。
by natsu_miyazawa
| 2014-12-18 11:32
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