2015年 07月 19日
守銭奴の男が 全財産を金にして 金塊を買い 城壁の前に埋めると しゅっちゅう出かけていっては 掘り返し検分していた。 ところが それを知った 近くに住む職人が 男がいない隙をみて 盗んでいってしまった。 悔しさに髪をむしり 男が嘆いていると 通りがかった人が 「そんなに悲しむなって。 同じ場所に石を埋めて 金だと思えばいいのさ。 どうせ持っていたって 使わないんだから」 「イソップ寓話集」中務哲郎訳 岩波文庫より 昔ヨーロッパを貧乏旅行でまわったとき いろんな国の城壁を観に行きましたが たいがい不便なその場所に トイレなどあろうはずもなく おびただしい数の用を足してある跡に フン害、いや憤慨した記憶があります。 城壁付近はそのような 「こっそり」した場所なのでしょうねえ。
by natsu_miyazawa
| 2015-07-19 14:03
| イソップ物語
|
アバウト
カレンダー
ようこそ!
絵本作家・イラストレーター ミヤザーナツのサイト || 絵本 | 紙芝居 | イラスト || お仕事のご依頼は 公式HP内「おといあわせ」 よりどうぞ 宮澤ナツ→ ミヤザーナツについて 当ブログの画像および テキストの無断使用、 転載はご遠慮ください。 使用料が発生します 以前の記事
カテゴリ
|
ファン申請 |
||