2020年 05月 07日
他の作家さんの作品で 素敵な色合わせだなあと思って表面的に真似することができても自分のものには決してなりません。なぜなら色の選択には描き手の無意識が深く関係していると思うからです。真似するレベルだとバレちゃう。その人そのものになるくらいでないと.... 絵やイラストを長年描いていれば 当然技術は上がり 描けなかったものが描けるようになる。 しかし無意識に感覚的に選択している色についてはよほど意識して努力しないと変わらないと思います。
蛍光色ぽい色、ハレーションを起こす組み合わせを多く使う私の手描き作品は原画はかなり派手なのですが4色分解され印刷されると 印象が変わります。 よく「懐かしい」や「レトロ」などと言われることがあり狙って描いているわけではないので理由がつかめずにいたのですが ふと昔親しんだ大好きな絵本の色合いそのものであることをごく最近、発見しました! (写真は私のロシアンコレクションの一部) 子供の頃うちにあった小学館「オールカラー版世界の童話全50巻」。もー、大好きで大好きで。毎日毎日眺め真似して描いて。
家を建て替えるのを機に親が手放したことを今でもとても残念に思っています。(小学4年生の私にはもういらないと判断したようで知り合いのお子さんに譲ったらしい) この童話集は素晴らしくてすごい作家さんたちの本気のお仕事、熱気を小さな私でも十分に感じることができ幸運でした。カロリーヌシリーズは大人になって買い直して胃ますが(内容がちょっと違う)今検索してみるととんでもない高値で取引されてますね。さもありなん。
自分の作品については 「もうちょっとなんとかしたいなあ」とはいつも思っていていろんなことを試しているのですが(デジタル含め) こどもの頃の「いい!」を変えることはとても難しいですね。
いや、変える必要はないか、 これが私、私の絵!

by natsu_miyazawa
| 2020-05-07 14:54
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